金型メンテナンス
2021.03.02 Tue.
まだまだ寒い日が続きますね。
コロナもまだ終息が見えずご不安も絶えないことと思いますが、体調には気を付けて乗り越えましょう!
さて、今回は金型のメンテナンスの様子についてご紹介しようと思います。
『金型』

金型は『製品を量産する為の型』で、身近なものだとプリンのカップを想像して頂ければ分かりやすいでしょうか。
ダイショウでは様々な金型で作ったパーツを組み合わせて1本のペンを作っています。
例えば↓このペンには

成形パーツが6個使われていて、それぞれに金型があります。

現在100以上の金型があり、それらを組み合わせて様々な形状のペンを作成しています。

頻繁に使う金型はメンテナンスしていましたが、何年も使っていない金型がこのように沢山あります。
何年も使っていなかった金型の一つがこちら↓

かなり錆錆です。。。


10年くらいは使われていなかったんじゃないかと思います。
久しぶりに使う案件がありましたので、メンテナンスを行いました。
金型をメンテナンス

まずは金型を分解。
金型の外側から取り掛かります。


砥石を使って磨いていきます。全ての面を同様に研磨します。

続いて内側に。

茶色い部分が油や、成型時に発生するガスがこびり付いた汚れです。
金型内面は何かあると製品に影響が出るので、慎重に、特に綺麗になるよう作業をしていきます。



パーツクリーナーと金型より柔らかい真鍮製のブラシを使って汚れを落としました。

半分やってみるとこんな感じに。
バラバラにしたすべての面を掃除したら、元通りに組み立てて・・・
完成!



取り切れない部分もありますが、かなり綺麗になりました。

これが
↓

こうなりました。
ピカピカです!!
壊さないように慎重にやっていた為、ここまでするのに2日程掛かってしまいました。。。
今後もメンテナンスしたものを、記録の意味も込めて、ビフォーアフター的にご紹介していければと思っています。